コンタクトレンズが招いた幸運について
初めてコンタクトレンズを買ったのは、高校生のときだった。なかなかコンタクトレンズを入れることが出来ず、目を真っ赤にして学校に行っていた。やっと入れることができても、まだ慣れていないため、すぐに外れてしまう。外れてしまっても、また簡単に入れることは難しい。授業中、またコンタクトレンズが外れてしまい、保健室に行くことになった。怪我をしたわけではないのだが、私の目があまりにも真っ赤だったため、先生に保健室に行ってくるように言われたのだ。<br/><br/><br/>保健室に行くと、気になっていた男の子がいた。隣のクラスの人で、身長が高く、格好いい人だった。話したこともないし、恐らく私のことは知らないはずだ。私は1人で、緊張していた。しかも、こんな狭い保険室の中で偶然一緒なのに、今の私は目が真っ赤で、コンタクトレンズを入れることに苦戦している、マヌケな姿だ。印象が悪くなってしまうと焦っていた。そんな私の気持ちをよそに、「コンタクトレンズ、入れるのは大変だよね。」と彼が声を掛けてくれた。天にも昇る幸せな気持ちになった。